10月に入って、ローズマリーの青紫の花をよく見かけます。
ローズマリーの学名はRosmarinus officinalis。
Rosmarinusはラテン語で「海のしずく」という意味で、青い花の色が由来だそう。
シソ科の植物で、和名はマンネンロウです。
葉っぱを少し触ってみると、シャープでスッキリする香りが指先にしっかりつきます。
ローズマリーの香りはお肉やお魚の臭みを取るのにも役立ち、料理にもおなじみのハーブですね。
またこのハーバルな香りはアロマテラピーでもポピュラーで、頭をクリアにして集中したい時、やる気を出したい時などにおすすめです。
同じ学名、同一品種の植物でありながら生育地や気候・土壌といった生育条件が異なると抽出された精油の構成成分に大きく違いが出ることがあり、その特徴で分類されたものを「ケモタイプ」と呼びます。
ローズマリーはシネオール、カンファー、ベルベノンの3つのケモタイプに分類されますが、
例えばローズマリー・シネオールはユーカリの特徴成分である1.8シネオールを多く含み、喉の調子が悪い時やお部屋の空気をすっきりしたい時、芳香浴にも向いています。
一方、ローズマリー・カンファーは樟脳のような香りのカンファーを多めに含みます。刺激が強めで、目が覚めるようなシャープな香りです。
成分分析表を確かめてみると、違いがわかりやすいですよ。
ローズマリーは割と過酷な環境でも元気に育っている印象ですが、成分の違いはその土地、環境で生存していけるよう、適応した結果ともいえそうです。
とてもたくましいですね。
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