造血幹細胞移植を受けた患者さんとその家族、先生方や看護師の皆さんとの交流会が、お世話になっていた病院で今年も開かれました。
造血幹細胞移植とは、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液疾患に対して行われる治療法のひとつ。
参加者は移植後退院して直後の方や、退院後数年の方、10年以上経つ方まで様々です。
移植後は、GVHD(移植片対宿主病)の症状や日常生活で制限もあるので、不安になることも多々あります。
交流会では移植後いろんな段階の方が参加されているので、今困っていることを話したり、体験した人からのアドバイスを聞くことができたり、先生に気軽に相談できたりするのが、この会の良さだと感じています。
私も急性骨髄性白血病の治療で臍帯血移植を受け、もうすぐ11年。移植後元気に過ごしている姿をみせることは、元患者の役目のひとつなのかも、と思います。
その会の中でも話題に上がっていた白血病で闘病中の池江璃花子選手が、つい先日退院されたことをニュースで聞いて、「良かった!おめでとう!無理せずにちょっとずつ、でもパリ五輪での活躍見たい...」と、いろんな言葉が頭に浮かんできました。
池江選手は急性リンパ性白血病で造血幹細胞移植を受けたことも公表されましたが「病気になったからこそわかること、考えさせられること、学んだことがたくさんありました」というコメントに、とても共感しました。
今では自分が病気だったことを忘れそうになるくらいですが、毎日に感謝して、いつどうなっても後悔しないように過ごそうと改めて思いました。
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