気圧、気温、湿度の変化によって肩こりや頭痛、体のだるさなど様々な不調を起こす「気象病」。
特に最近は異常気象の多発で、不調を感じる方が増えているようです。
体には、外部からの刺激や環境の変化があっても、体のコンディションを一定に保つ機能が備わっています(ホメオスタシス)。
ホメオスタシスに大きく関わっているのが、自律神経系、免疫系、内分泌系のシステムです。
その1つの「自律神経」には、緊張や集中・全身の機能を活性化する時に優位になる「交感神経」と、休んでいる時に優位になる「副交感神経」があり、その2つがうまくバランスをとることで呼吸、心拍、消化、体温などを自動的に調節しています。
しかし変化が激しかったりしょっちゅう起こると、自律神経が酷使されて、機能が低下してしまいます。
「ストレス」は心理的なことだけでなく、台風や梅雨の長雨、寒暖差、猛暑など気象の変化も、体にとってはストレスになります。
「気圧」の変化は特に、気象病に影響を与えているそうです。
気圧の変化は耳の奥の「内耳」で感知され、自律神経の司令塔「視床下部」に伝わり、「自律神経」に変化に対応するよう指令を出します。
このとき、気圧の変化が大きいと体内の圧力のバランスが崩れて正しい指令が出せず、その影響で自律神経が乱れ、頭痛やめまいが引き起こされてしまうそう。
乗り物酔いする方など内耳の感覚が敏感な人は、影響を受けやすいようです。
予防として、耳をまわしたりひっぱったりする耳まわりのマッサージや、自律神経を整えること(規則正しい生活、姿勢、ヨガやピラティスなど無理なく行える運動など)を日ごろから意識することがおすすめです。
また香りは、自律神経を整える手助けにもなります。
日中に交感神経が働いて夜には副交感神経が働くよう、朝起きた時にすっきりする香り、眠る前にリラックスできるような香りを使い分けるのも良いでしょう。
香りはメンタル面でのストレス解消にもなるので、日常にアロマを取り入れてみてはいかがでしょうか。
年々豪雨による災害が大きくなっているように感じます。
各地で大雨の被害にあわれた方のご無事を願っています。
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