ほぼ治りましたが、週末に風邪をひきました。喉、咳、鼻、熱と、風邪のフルコースです。
幸いなことに胃腸は元気でご飯を食べることはできましたが、鼻がつまっていたので、食べたおうどんの味もあまり感じられませんでした。
味は味覚だけで感じるのではなく、盛り付けなど見た目や、舌触り、温度、音なども関係しますが、大きく影響するのは嗅覚です。
匂いの分子をキャッチするのは鼻の奥の嗅上皮という部分。そこに嗅細胞があり、嗅細胞で匂いの分子が電気信号に変換されて脳に情報が伝わります。
何かを味わう時、味の情報だけでなく香りの情報も一緒に入ってくることがほとんどですね。
香りの情報から、例えば「カレー」だとわかり、「美味しそう」「辛そう」等予測することができます。
また、鼻を通って外から来る香りだけでなく、口の中で味わっている時に、喉の奥から空間を伝って嗅上皮に香りの分子が到達し、総合的に美味しさを味わうことができます。
反対に、危険そうなもの(腐っていそうなものなど)も、匂いで判断することができます。
香りの情報が真っ先に伝わる大脳辺縁系には、記憶や動物的な本能・喜怒哀楽に関わる海馬や扁桃体があり、嗅覚と深く関係していることがわかっています。
毎日のごはんを楽しく食べることを積み重ねることで、「これはあの時の味だな」と楽しい記憶と一緒になって、より美味しく感じられるかもしれません。
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